- 桜ヶ丘カントリークラブの歴史 -
桜ヶ丘カントリークラブの誕生
1959 年 7 月 1 日、京王帝都電鉄(株)(現:京王電鉄(株))が建設するゴルフ場の運営にあたる会社として、桜ヶ丘ゴルフ(株)(現:京王レクリエーション(株)) が設立された。
ゴルフ場の造成予定地は、東京都南多摩郡多摩村(現:多摩市)、旧鎌倉街道に沿い、眼下に多摩川の清流を望む多摩丘陵に位置していた。
この用地に、折からの第1次ゴルフブームの高まりとともに、京王沿線にぜひ一つゴルフ場の建設を、と求める声を反映し計画された。
コース設計を赤星四郎氏、施工を日本国土開発(株)に依頼、コース造成の起工式が行われたのは、会社設立前の 1959 年 6 月 5 日であった。
クラブハウスは、設計を(株)レーモンド建築設計事務所、施工を(株)藤田組に依頼、1959 年 9 月に起工、1960 年 6 月 23 日に竣工した。同年 7 月 23 日に落成式が行われた。
同月 26 日には、高松宮殿下、高松宮妃殿下をお迎えしてゴルフ場開きの始球式が挙行され、営業を開始したのは、同年 8 月 1 日であった。
ゴルフ場建設と並行して会員募集を実施。正会員、平日会員ともほぼ予定数に達した。
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高松宮殿下の始球式
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1番ホール
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オープン当初のクラブハウス
歴史と伝統を継承し新たな時代へ
開場 30 周年を機に、新クラブハウス(現クラブハウス)の建設が行われた。 新クラブハウスは、旧クラブハウスよりも2倍以上の広さを持ち、北山杉の丸材を使用するなど、和風仕様の木造建築とし 1992 年に完成した。
2007 年 10 月には、平日の利用促進を目的に、新たに 50 名の週日会員を募集し、予定数に達した。
プレー環境の変化により、2004 年から乗用カートを導入(2019 年に全台更新)、2010 年の 8 月 1 日に開場 50 周年を迎えた。50 周年では、2 グリーンから 1 グリーンへのコース改造工事を実施。コース改造設計には、大久保昌氏、 施工は大成建設(株)に依頼した。2015 年にはサブグリーンとして残していたグリーンを全て撤去し完全な 1 グリーンのコースとなった。
近年では、ゴルフ場の景観を将来にわたって維持できるように、桜を中心とした植樹などの樹木管理を計画的に行うなど、新たな歩みを進めている。
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クラブハウス
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乗用カート
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桜を中心とした植樹